突然ですが、皆さんは「キャメルファームワイナリー」という日本のワインブランドをご存知でしょうか。2020年にベルリン・インターナショナルワインコンペティション2019の「ジャパン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」とニューヨーク・インターナショナル・ワイン・コンペティション2019の「ジャパン・スパークリング・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」をW受賞した北海道・余市のワイナリーです。
実は、カルディコーヒーファームを運営するキャメル珈琲グループが2014年に設立した「キャメルファームワイナリー」。北海道の自然の恵み、イタリアの伝統的製法、そして最新技術を活かし日本ならではのワインを世界へ届けています。
ハマクロス1階のカルディコーヒーファーム長崎浜町店では、そんな「キャメルファームワイナリー」の商品をお得に購入できる『母の日特売セール』を5/14(日)まで開催中。今回は店長の髙月由香利さんにその魅力について紹介していただきました。
北海道の余市は果樹栽培に適した地形と土壌で、1980年代から垣根仕立ての畑でブドウ栽培が行われてきました。カルディが2010年代に後継者を探していた地元農家から10ヘクタール超の土地を受け継ぎ、醸造所を建設。余市の環境を活かして栽培されたブドウを使い、醸造家リカルド・コタレッラ氏から学んだイタリアの伝統的製法と最新技術で世界に評価されるワインを製造しています。
収穫はひと房ひと房、真心こめてすべて手作業で行っています。良いワインを作るために収穫のタイミングは非常に重要なので、時期になると北海道のカルディコーヒーファームに応援要請もあると聞いたことがありますね。栽培から醸造、瓶詰め、コルキング、ラベル張りとすべて手作業で行っていますが、価格帯も3000~10,000円程度と比較的リーズナブルでお求めやすいのが特徴です。
まずは「バッカス エクストラ・ドライ 2021 ヴィエイユ ヴィー二ュ」(税込3,630円)という白のスパークリングワイン。ヴィエイユ ヴィー二ュというのは、一般的に樹齢30年前後の樹から取れたブドウのみを使って造られたワインを指す呼称。キャメルファームワイナリーの白ブドウ品種のバッカスは樹齢40年を超えるものもあり、ワインに深みや複雑味を与えているそうです。
そうなんです。余市の風土で育ったバッカスから醸造されるスパークリングワインは繊細な泡立ちと上品な甘味が特徴。イタリア原産のフレッシュチーズ「ブッラータ」や天ぷら、餃子、台湾料理(魯肉飯、小籠包)とのマリアージュは最高ですよ。
こちらは「ウニタ ロゼ 2021」(税込4,235円)。黒ブドウ品種のツヴァイゲルトを伝統的なロゼワイン製法で醸造しています。ふくよかで力強い口当たりと柑橘系果実やサクランボのような新鮮な味わいが特徴。酸味とほろ苦さが心地よく続く、エレガントさと力強さを合わせ持つ辛口のロゼワインとなっています。ピッツァ、パスタ、鶏肉の煮込みなどのトマト料理やサーモンムニエル、生ハムとの相性が抜群ですよ。
こちらは「ツヴァイゲルト プライベート リザーブ 2021」(税込6,050円)ですね。特徴は徹底した温度管理下で発酵から9か月樽熟成して作られていること。これによりエレガントでフレッシュな果実味にワインのボディが合わさった高品質なワインに仕上がっています。キャメルファームワイナリーが好きという方も、まだ飲んだことがないという方も、ぜひ一度当店に足をお運びいただいてワイン造りの情熱が詰まったこのボトルを手に取っていただけたら嬉しいです。
こだわりのオリジナルコーヒー豆30種をはじめ、見ているだけで楽しくなるような世界各国の珍しい食材やお菓子、ワイン、チーズ、スパイスなどが所狭しと並んでいます。
店頭でサービスをしているオリジナルブレンドのコーヒーを飲みながら世界の食材巡りの旅をお楽しみ下さい。